子供の歯列矯正治療(歯並びの矯正)は、すべての歯が永久歯に生え変わる前(10歳ごろまで)に予防としての行う矯正治療「Ⅰ期治療」と、生え揃ってから行う本格的な矯正治療「Ⅱ期治療」に分かれています。
Ⅰ期治療は、顎の成長とともに行いますので、お子様に比較的負担をかけず、歯並びや噛み合わせ、万病のである口呼吸の改善もでき、このⅠ期治療で矯正治療が終了する患者様もいらっしゃいます。
また、本格的な矯正治療のⅡ期治療が必要となった場合も、歯を抜かずに歯並びを改善できるケースが多く、治療期間が短くなる傾向があります。
プレオルソとは、永久歯に生え変わる前のⅠ期治療で効果を発揮する、マウスピース型の矯正装置です。
「歯ならび」だけでなく、
「咬み合わせ」
「お口ぽかん」の改善、
「口呼吸から鼻呼吸へ」
「舌のトレーニングによる正しい飲みこみや発音」
など、お子さまを健康な体へ導くことを目的としています。
取り外しが可能で「家にいる時の1~3時間」と「寝ている時」に装着するだけですので、学校に装着していく必要はありません。
また、食事や歯磨きも普段通りできますので、ワイヤーを用いた通常の矯正治療に比べ、お子様の負担が少ないです。
さらに、柔らかいポリウレタン素材でできており、金属アレルギーのお子様でも安心してご利用頂けます。
【POINT】お口ポカンは万病のもと!?
お口がポカンと開いているということは、口で呼吸しているということになります。
本来、呼吸は鼻で行うことが理想的です。なぜなら、鼻にはフィルター機能があり、また、体内に取り組む空気の温度と湿度が調整できる機能もあるからです。
しかし、口にはそのような機能がないので、乾燥した空気に乗せて、ウィルスやホコリなどを直接体内に入れてしまいます。
その結果、風邪をひきやすくなったり、アレルギーを発症しやすくなります。
また、口呼吸は口の中が乾燥して、唾液の量も減るので虫歯や歯周病、口臭の原因にもつながります。
さらに、口の周りや舌の筋力が低下し、お口の中にかかる力のバランスが崩れ、歯並びにも影響が出るなど、お口ポカンは万病のもとなのです。
プレオルソ治療は、他の歯科矯正治療よりもお子様やご家族の負担が少ない治療法と言われています
お家にいる間は、できるだけ長時間装着してください。目安としては日中1~3時間程です この時、必ず口を閉じて鼻呼吸をするように心がけてください。ただし、日常会話は可能です。 口を閉じることで口の周りの筋肉のトレーニングになり、また、装着しながらおしゃべりすることで、舌のトレーニングと正しいしゃべり方に近づきます。 就寝時は、寝ている時に装置が口から出ないようにし、装置の効果を高めるために、就寝時用のテープを口に貼って使用します。 |
装置を口から出した後は水ですすぎ、1日1回食器用の中性洗剤で歯ブラシを用いて磨きます。 ※手入れに歯磨き粉は使用しないでください。
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